五行 星の名称 十大主星の世界

木性


防衛本能

 

貫索星


(かんさく)

「自我」「独力」「自分本位(マイペース)」「頑固」などの意味合いをもっています。それを裏側で支えているのは「守りの本能」です。ファイトのある努力家の星で、性情は「外剛・内剛」、外見的には大変゛おっとり”とした人に見られても、内側にはしっかりした信念と理念を隠し持ち自分の立場を積極的に守り固めようとします。好機は世の中が平和期・安定した時に力を発揮します。
★夏の星座の「北のかんむり座」。日本では「車ぼし」「太鼓ぼし」「鬼の釜」アラビアでは「アルフエツカ」中国では牢屋にみたてて「貫索」。ヨーロッパではお酒の神様の「バッカス」にみたてゝいます。
●算命学では人物におき代えると「自分自身」「きょうだい」としています。

 

石門星


(せきもん)

「和合」「協調協和」「先導」「政治力」「説得力」「政治力」「宗教心」等という意味合いがある星で、大変社交性に富む星です。貫索星と同じ守りの本能の陰から生れた星だけに「外面が柔らかく内面は剛(外柔内剛)」集団の中で力を発揮します。★冬の星座で「ぎよしゃ座」の一等星「カベラ」。中国では「五車」、日本では「五つ星」「五角星」です。
●算命学では人物におき代えると兄・弟・姉・妹、とみたてゝいます。

火性


伝達本能

 

鳳閣星


(ほうかく)

「温順」「おおらか」「のんびり」「伝達」という意味合いがあります。性情は「温順」で精神世界におけるよろこびや、精神的安住を非常に大切にします。古来より中国では長寿(健康)を司る星とされ「寿星」と呼ばれており、また食禄をも司る星で食生活に関わりの深い星です(美食家)。好機は世の中が平和期・安定した時に力を発揮します。
★夏の星座の「いて座」。中国では「南斗六星」」日本では「南のがじぼし」ギリシャ神話の「ケロイン」です
●算命学では人物におき代えますと「男の子」・「目下の人」としています。

 

調舒星


(ちょうじょ)

「反発・反抗」「孤独」「感受性」を意味する星で、神経の繊細さは「十大主星」中、最大です。その繊細さが「完全・完璧」なものを求め、自分の環境さへも自分の手で完全なものに成そうと努力するのです。観察カに優れ、夢とロマンの星となり、無からの発想を得意とします。世の中の動乱期にカを発揮します。
★秋の星座で「南のうお座」の一等星「フォーマルハウト」。中国では長安の都の北門の名からとって「北洛師門」という名で呼んでいました。日本では「南のひとつぼし」といって親しまれていました。
●算命学では人物にあてはめて、女の子・目下の人、としています。

土性


魅力本能

 

禄存星


(ろくぞん)

「財力(回転財・流動財)」「奉仕(サービス)」「義理人情」「善良」「博愛」「恋人」等の意味合いがあります異性に対する親切さと、平穏無事な人生をあらわし、その質は「愛情」何はさておいても、いま、目の前の現象を大切に考えます。その生活力はたくましく、商売・サービス業・医学・薬学の分野に適性をもっています。世の中の安定期に力を発揮します。
★冬の星座の“おうし座“の肩先にある「プレアデス星団」は、ギリシャ神話の美しい7人姉妹星。中国では「昂(ぼう)」日本では昔から「すばる」の名で親しまれています。また「むつらぼし」とも呼んでいます。
●算命学では人物にあてはめて、父親・愛人としています。

 

司禄星


(しろく)

「財力(蓄積財)」「温厚」「堅実」「庶民的」「家庭的」「愛情」等の意味合いがあります。やさしく、用心深い倹約家の星で、自分の枠からはみ出すことがありません。それだけに人生のスピードは鈍く先見の明はなくても、そのときどきの生活の工夫が上手なうえに堅実で間違いがありません。その質は保守。算命学の古語に「一期40年の星」とあるように大器晩成型の星です。安定期や動乱期に関係なく常に平均した力を発揮します。
★夏の星座の“こと座“の「ベガ」。中国名は「織女」、日本名は七夕伝説で有名な「織り姫」です。
●算命学では人物におき代えますと、正妻・女性、家庭に見たてゝいます。

金性


攻撃本能

 

車騎星


(しゃき)

「責任感」「行動力」「闘い」等を意味する星です。性格的には竹を割ったようなスポーツマンのようなタイプ名誉名声を求める行動力や、それを守るための個人的行動は抜群で十大主星中、最大最強です。それだけに集団の中では良さがうまれません。短気とスピードを持ち、直情径行で表裏がないので「武官」の星と言われます。
★冬の星座で”゜おゝいぬ座“のα星「シリウス」はマイナス1.5等で全天一明るい星なのです。中国では「天狼」日本では「おおぼし」と呼ばれています。エジプトでは古代から”ナイルの星゛として崇めていました。
●算命学では人物でみるとき、男・野人゛偏夫(正夫に対して、本当の夫ではない・・・の意)とします。

 

牽牛星


(けんぎゅう)

「名誉・名声」「自尊心」「責任感」等の意味合いがあります。性格的にはプライドの高さを特徴とし、出所進退をわきまえ、つねに周囲の人達のスピードと同調しながら行動します。攻撃本能の星ですが、慎重・用心深いので小心者逃げ上手にもみられますが、一旦責任をもたされると実を捨てても行動をします。好機は平和期です。
★夏の星座”わし座゜“の「アルタイル」は。中国名は「牽牛」、日本名は七夕伝説で有名な「ひこぼし」です。
●算命学では人物におき代えますと、男・正夫・貴人、に見たてゝいます。

水性


習得本能

 

龍高星


(りゅうこう)

「智恵」「改革」「創造」「忍耐」「放浪」「別離」等の意味合いがあります。知識欲は旺勢で、常に新しいものを追求し、伝統に縛られることのない改革の精神は創造力の豊かさとなり、夢とロマンに支えられたエネルギーは色彩.文学.医学の世界で頭角をあらわします。世の中の動乱期に力を発揮します。
★真夏の星座゛゜さそり座“の「アンタレス」。アンタレスはギリシャ語の「火星の敵」の意味からうまれた星名。さそり座の心臓部にある真っ赤な星の中国名は「大火」、日本でも「あかぼし」と呼んでいました。
●算命学では人物にあてはめて、偏母・目上の人としています。

玉堂星


(ぎょくどう)

「智恵」「学問」「理性」「古典」「伝統」「慈愛」「母性」等の意味合いがあります。学問・技術などの習得能力にすぐれ、人生のスピードは遅い方ですが無理がありません。伝統を守ろうとする意識は人一倍強く上下の礼節をわきまえ、穏やかなひととなりを形成しますが、理論的な面では批判力と観察力に優れたものを持っています。また、親きょうだい身内を思う性情はみごとです。世の中の平和なときに力を発揮します。
★春の星座”おゝくま座”′の「北斗七星」。中国名は「北斗」で昔から「南斗(鳳閣星)」とともに人間の生命を司る星として崇拝しています。日本でも「妙見菩薩」にみたてて崇めました。「ひしやくぼし」「ななつぼし」
●算命学では人物におき代えますと、生母・目上の人、に見たてゝいます。