従星の説明


人生	星の名称	十二大従星の世界
胎児	天報星てんぼうせいアルクトウルス３	胎児の星です。つまり前世とこの世の中間にある生命形成の世界なのですこの世界では、これから生まれる世界において、どのような宿命を与えられるのか全く分っていないのです。そのためこの星には、変転変化・気まぐれ・お天気屋さん・多芸多才などという意味合いがあります。心の変化が実に早いのです。また三歳昇降転々ともいわれ、３年の間に見事なまでの幸運と不運を味わう変転変化の激しさをもっています。原因は無の形式にありどんな精神状態をも受け入れることが出来ます。
赤ちゃん	天印星てんいんせいスビカ６	赤ん坊の時代と考えて下さい。いよいよ人間社会の仲間入りですがまだ意識や思考力は持っていません。そのためにこの星には無心・アイドル・（自然な）ユーモア・甘受などの意味があります。人と人との和を作りやすい質を持っていますし、本人の自覚がないまま人の運命を変化させる力も持っているのです。長男・長女の星で養子という意味合いもあります。長男に生れたら長男の役目を果たさない事があり、次男に生れた場合は、長男の役目をはたす事があります。人生行程では争いごとの少ない星です。
児童幼年時代	天貴星てんきせいアルデバラン９	幼児・幼年の時代と考えてみて下さい。いといよ自覚と意識に支えられる時代に入るのです。天貴星には自尊心・自負心・プライド等の意味があります。知識欲が旺盛で習得本能が最も強い純粋な吸収力の時代です。またこの時代は正直で実直な心を有し人を疑う事を知りません。親と家を支える役目を宿命に持つ星で長男・長女の役目をもちますが、必ずしも長男・長女に生れるとは限りません。
少年時代	天恍星てんこうせいアルビレオ７	少年（迷いの多い模索の）時代の星です。この時代は、肉体的には大人でも精神的には、まだ子供なので、反発反抗と甘えとの両面を作り出すため、ロマンチックな精神的なものを最も美化したくなる一面と、一方では生意気な面とを周りのものに感じさせます。つまり正直さと、わがままさを持つ星です。また思春期・恋の芽生えなどの意味があり、そのために夢・ロマン恋・非常識そして芸能という意味があります。この世界を巣立ちの時とし、生地・生家を早く離れるとされ試練が多い星です。
青年時代	天南星てんなんせいコロナアウストラリス 10	しっかりとした自負心と自我心、そして希望と目的に溝ち溢れた（生年・若者の）時代です。そのため、この星には反骨精神・冒険・希望と躍動そして目的という意味合があります。天南星には若さ故に目的を急ぐあまり、手段に粗野な面が現われ、ときには辛らつな言動ありとされますが、中身は一本気で直情、進むを知って退く事を知りません自分の動く範囲内で、好き嫌いをハッキリ定め、常に古いものを廃し、新鮮で独創的な考え方で進むため、相手構わず鋭い批判力となって現われたりします。
壮年時代	天禄星てんろくせいペテルギウス１	用心深さ・堅実・安定という非常に慎重さをもった世界です。これを根底から支えているのは落ち着きと知恵と力強さです。この慎重さが事勿れ主義に見えたり小心者に見えたりしますが、しっかりとした観察力が冒険に走らせないのであって、むしろ役目に対しては粘り強く責任を果たし、どんな苦難にも忍耐強く目的を忘れません。上下の縦関係を大切にし横線関係の交友が少ないのも特色です。またもう一つの特色として医学・薬学・化学の世界における才能発揮には素晴らしいものがあり、補佐役としてはー流の星です。
頭領	天将星てんしようせいラス・アルグティ１２	算命学では最大身旺といわれる、非常に強いエネルギーの星で悠々たる自信と自負心に満ちた頭領の星です。頭領の器は常に安穏を嫌い、内側が平和であれば外側に動乱を求め、外側が平和であれば内側で倣慢さを発揮し、まわりを震憾させるのです。性情は人間的な暖かみのある星です。現実を大切にし統率力のある大器晩成型の星ですが幼少より親縁薄く、金縁・家庭運薄くという環境の中で頑張ってこそ中年期頃より上昇運に乗って自分の世界をつくり上げる事が可能なのです。創始者・初代帝王の意味があります。
老人	天堂星てんどうせいリゲル８	理性・知性・自制心・悟り、などの意味がある星です。その質は静かなる自我・物静かな知性の星ですが中身は相当に強いエネルギーを秘めているのです。年若くして悟りを得る星で世間の常識の枠からはみ出ることのない堅実な生き方を志向するのです。引込思案なため自己表現はうまくありませんが音楽絵画などの芸術面にむいており、鳥や動物と話しをしたり植木に語りかけたりして自分の世界を見出します。
隠居病人	天胡星てんこせいポルックス４	この星世界は、肉体は現実の世にありながら、心は精神世界に生きようとする肉体と精神との谷間に苦しむ世界なのです。そのため精神的な面が錬磨され思考法と心理作用は、ほかのどの星よりも複雑ですが行動面での複雑さはありません。また大変にロマンチックという意味があり、すべての事象を美化しようとします。その為人を疑う事なく、利害を好みません。そこに芸術・宗教という意味をもち、その質は無からの発想で感受性・直感力が鋭くなり伝統の中で遊芸を好み芸術を愛し、そして自分で楽しみます。
死	天極星てんきよくせいカストル２	肉体も精神も無意識の世界であり、距離感も時間の観念もありません。この星の特色は、すべての事柄に区分・差別・格差をしない感覚をもち、加えて自由な思考回転ができる事です。人と交際するにしても損得は考えず平等です。そこにｒお人好し』の意味合いがあります。その時その時の環境状態に合わせた行動や考え方をするため信念のない人と誤解されますがそれはただ自然のま＼に生きているからなのです。天極星には霊感・技術・哲学・宗教性・技術的学問（医学を含む）等の意味があります。
入墓	天庫星てんこせいアケルナル５	物の考え方は精神的なことが主になり思考力は無限であり、直情的なほどー直線なのです。そのことから一つの目的に向かって進むためコリ性な性情となり、仕事・学問、ときには遊びにまで飽くことを知りません。ここに学者の星・歴史の星そして探究心の星とされるのです。天庫星は心を大事にするため自分が納得したことには快く動きますが、ひとから押し付けられる感情や与えられた考え方には納得しません。この星を持つと必ず長男・長女か、末っ子という形で生れます。また次男に生れても長男の役目をします。
あの世への旅立ち	天馳星てんそうせいデネブ１	この星世界は空間も時間も存在せず、過去も未来も無いのです。つまり現在だけが存在しているのです。この星のエネルギーは１点で一番弱いように見えますが、実は非常にエネルギッシュなのです。これは天将星のもつ強さと違って瞬間的な強さで、時間的な連結が無いのです。大変多忙な世界で気ぜわしいのですが、精神は常に平静です。ですから同時に幾つもの仕事をしたり役目を与えられても見事に果たしていきます。感情と行動が一体である為そのスピードはほかのどの星より早く、感性も相当に強い星です。